前回の記事は短かったですね。
途中からFOXHOUND設立とか絡んできて脱線しちゃうなぁと思って無理やり終わらせてしまいましたw
FOXHOUNDについては何度か考察で取り上げたりしたこともあるんですが、個人的にはメタルギア最大の謎だと思っています。
ビッグボスが総司令官でソリッドが所属していて、リキッドも入隊してシャドーモセスでテロを起こす。
こんな話題がたっぷりの部隊もなかなかですよねw
サンヒエロニモからアメリカに還ったビッグボス、キャンベル、ヌルの三人で結成したと考えていました。
MGSVをクリアしてビッグボスは二人。アウターヘヴンのビッグボスはヴェノムだったと分かってからも世界を騙す為にビッグボスが創ったのではないかとより考えるようになりました。
そして最近ブログをまた書き始めてからメタルギア熱が再燃(熱が冷めることはないんですけどw)してMPOを復習してみてるんです。
やっぱり好きな作品だなぁ…面白いなぁと思ってやっているんですが、エンディングを見返してちょっと思ったことがありまして、今回はそこからFOXHOUNDについての考察をしていこうと思います。
MPOから気になった内容
何点か気になった内容があったので、まずはその点について書き出していきます。
キャンベルとビッグボスの電話
アメリカへ帰国したビッグボスの元にキャンベルからの電話が鳴ります。
「帰国したときは大した歓迎ぶりだったそうだな」
というキャンベルの切り出し方と
「キャンベル!怪我はもういいのか?」
というビッグボスの返し。
恐らく帰国した際も別々で数日経ってからの電話なのかなと思います。
「怖い看護婦に叱られて、毎日酷い目にあっているよ。」
キャンベルはそう話します。
そしてビッグボスは
「フランクは?あのモザンビークの少年兵はどうした?」
と聞き、キャンベルから心身ともにボロボロの状態であるが生存している、しばらく入院生活だと伝えられます。
キャンベルはビッグボスにサンヒエロニモでの出来事は機密扱いになったそうだな?と聞きます。
表向きには「ソ連のミサイル基地をビッグボスが破壊した任務だった」という事になっていると伝えます。
最後に「これからどうするんだ?」と質問をするキャンベルにビッグボスは
「俺は戦いの中でしか生きられない。だからこそ戦う理由は俺が決める。」
と自分の意志で戦いを続けていくと返します。
キャンベルは「そうか、いずれまた会おう」と電話を切ります。
この時のキャンベルが何だか少し寂しそうな印象を受けます。
ゼロ少佐達と一緒にいる謎の男
このゼロ少佐、パラメディック、シギントと一緒にいる眼鏡の男性(画像左)は誰なんでしょうか?
こんなやついた?
…こんなやついた?
ビッグボスの服装とラストに映る受話器の男
この電話のシーンで流れているのは飛行機から降りたビッグボスがゼロ少佐達に出迎えられているムービーです。
ビッグボスは迷彩服ではなく、MGS3のラストと同じ服装をしています。
この後表彰?をされるシーンがありますので、その為ですね。
サンヒエロニモ半島から帰国したシーンではなく、表彰式?の為にビッグボスがどこかの空港に降りたシーンなのかなと。
ただ、ここでソ連兵らしき数人が映ります。
彼らはビッグボスへ敬礼し、ビッグボスもまた敬礼を返します。
あれだけの事件を終えた後ですから、どこかに立ち寄って身だしなみを整えたのだろうと思いますが、ソ連兵達もいるとなると事件から数日後ではなく数時間後ということなのでしょうか?
そして気になるのがこの敬礼をしている時のビッグボス
帽子にはFOXHOUNDのロゴが付いているんですよね。
一つ前の画像だと、帽子のロゴはFOXの様にも見えるんですが…。
アシュレイウッドさんの絵の癖なんでしょうかね。
わざわざこのシーンではっきりとFOXHOUNDだと主張しているということは、このシーンの時点でFOXHOUNDは結成されていることになりますよね。
このシーンはそもそも表彰なのか、もしくはFOXHOUNDの任命式の様な物なのか気になります。
このシーンの後に受話器を持った男が映ります。
そして電話機の横にはFOXHOUNDのロゴが印刷された書類が
まず、この人は誰なのか?ですよね。
ビッグボスかキャンベルのどちらかなのですが、肝心な右目が見えないんですよねぇ…。
なんだかどちらとも取れる様な描き方をしているように思えますね。
では、ここで気になった点を整理します
・キャンベルとビッグボスの電話
・ゼロ少佐達と一緒にいる謎の男
・ビッグボスの服装とラストに映る受話器の男
一先ずこの3点ですね。
それぞれについて考察を書いていこうと思います。
それぞれを考察
キャンベルとビッグボスの電話
電話の内容からこれがいつの会話なのかについて考えてみようと思います。
「怖い看護婦に叱られて、毎日酷い目にあっているよ」
というキャンベルのセリフとビッグボスの久しぶり感から、事件後数日経っているようです。数日~1週間とかですかね?
酷い目にあっているという現在進行形のセリフですし、キャンベルは今も入院しているのかなと思います。
ヌルの事に関してもキャンベルのセリフの雰囲気から、同じ病院に入院している可能性がありますね。
これからどうするのか?というキャンベルの問いにビッグボスは「戦う理由は自分で決める」という返答をします。
PWのMSFからアウターヘヴンに繋がっていく事を示唆するようなセリフですね。
これに対してのキャンベルの返しが気になってまして、「そうか…。」と一回寂しそうな感じを出すんですよね。
一緒に戦いたかったな…というような心境が出ているような。
そしてその後の「いずれまた会おう」というセリフ。
まるで再会することが分かっているような印象を受けます。
この会話から考えられる事は
・ビッグボスは部隊を去る
・二人は一旦は離れるが、また再会することになると分かっている
ということ。
そして、ビッグボスが部隊を去ると心に決めているのではないかと思う考えが敬礼するシーンです。
映像として流れているのは任命式なのか表彰を受けているのか、というシーンですが
ビッグボスが敬礼をするところで敬礼をしているのはゼロ少佐達ではなく
ソ連兵達に対して敬礼をしているように見えます。
わざわざカメラワークがゼロ少佐ともう一人の男の間から、奥のソ連兵達を映すような演出をされています。
形式的にはゼロ少佐達に敬礼をしたようになるかもしれませんが、ビッグボスの心境を表しているシーンのように思えます。
メタルギアを破壊するシーンでソ連兵達はアメリカ人であるビッグボスと共に戦う事を選んだ訳ですよね。
軍=アメリカに対して敬礼をしたのではなく、その一緒に戦ったソ連兵達に敬意を表した。
これはつまりアメリカの指示で動いていくのではなく、国は関係なく自分の意志で戦う事を選んだ兵士達と一緒に生きていく事を選んだシーンなのではないでしょうか?
ビッグボスの「俺の受け継いだもの」というのはザ・ボスからという事よりもジーンからという風に受け取ることが出来ます。
アーミーズヘヴンの考えがアウターヘヴンに繋がっていくという事を表していると思います。
この時点でMGSVでの世界を騙す事まで考えていたのかはわかりませんが、アウターヘヴンを実現する為にどうするかという事は考えていたかもしれません。
途中でGZの襲撃事件があり、それが引き金となり過激な考えになったのかもしれません。
キャンベルの再会を示唆するようなセリフに関しては、アウターヘヴンをビッグボスが創る事は分かっていたと思うんですが敵として再会するという意味なんでしょうか?
そういう意味で言ったわけではないと思いますが、MG2でソリッドを導いてビッグボスを倒すことになるので何だか深いセリフに感じますね。
ゼロ少佐達と一緒にいる謎の男
こんな人いたっけなぁと思っていましたが、一人思い付きました。
こいつじゃない?
MGS3のラストでCIA長官がビッグボスへ握手を求め、拒否された後に出てくる男です。
「我が軍にもFOXの様な部隊を編成すべきだと思うんだが…」
というセリフを話す男。
「我が軍」と話している事からアメリカ軍の上層部の人間なのでしょう。
このセリフの指す部隊というのがFOXHOUNDの事なのかと思います。
FOXHOUNDという部隊を創ろう!という事ではないと思いますが、FOXHOUNDの様な部隊を創ろうという計画はこの時点で生まれていたという事です。
それがサンヒエロニモ半島の事件後にFOXHOUNDという部隊名で実現したということになりますね。
FOXはCIAの所属部隊でしたが、FOXHOUNDは軍の所属ということが分かりますね。アメリカ軍の部隊として設立された理由はあるのでしょうか?
この時のゼロはCIAの所属なのか分かりませんが、CIAにいるとすればアメリカ軍の部隊であるFOXHOUNDはゼロが絡んでいる部隊ではない事になりますよね。
MGでのビッグボスはFOXHOUNDの総司令官としての役割をしています。
ビッグボスがMPOの後、軍を去ってまた戻ってきたとしても
ゼロがそれを拒否するというような事は出来ないということですね。
MGSVのゼロは完全に身を隠していますし、それどころではありませんが。
ビッグボスの服装とラストに映る受話器の男
ビッグボスの服装と帽子のロゴからして、FOXHOUNDが結成されビッグボスはFOXHOUNDを任されたというシーンなのでしょうか。
この後ビッグボスはアメリカを去ることになるはずなので、MGS3のラストの様に嫌々行った感じなんですかね?
嫌々かはわかりませんけどw
ここで手渡された書類と、この後の受話器のシーンの書類が同じものなのかどうか…
絵からじゃわからないな…。
同じかどうかで色々と考えが変わってきますよね。
そして、これは誰なのか?ですがキャンベルかビッグボスかのどちらかですよね。
プレイしていた時はビッグボスかなぁと思っていましたが、眼帯をしていないようにみえるのと髪型がキャンベルっぽいですよね。
顎ひげが長くてキャンベルのように見えたんですが、絵によってはビッグボスも顎ひげ長く描かれてますね。
正直ビッグボスもバンダナを外したらキャンベルみたいな髪型になるんで、どっちとも取れますよね…。
キャンベルだとすれば入院中と考えてベッドにいるのかなぁと思いましたが、病院にしてはベッドが豪華なようなw
病院のベッドってもっとパイプで出来たようなイメージですよね。
受話器を持っているところからして、このムービーの二人の会話を終えた後なんだと思われます。
「そうか…いずれまた会おう。」
と電話を切った後のキャンベルが何か思いにふけているように見えてきます。
そして、もう一つ気になるものが
MPOのストーリーでこの大きさの重要な物ってなんだったかなと考えて、
一つ思い当たる物がありました。
ジーンの集めたアーミーズヘヴンを実現させる為の資金(のデータが入った記憶媒体)です。
このシーンではどういう物かは映っていませんが、大きさが一致します。
受話器の男がビッグボスであるならば、この資金などを元にMSF→アウターヘヴンを創ったと考えるのが自然だと思います。
ただ、キャンベルだったとするとどうでしょう?
アメリカを去ったビッグボスはこれらをキャンベルに渡して、アメリカを去った?
だとするとどういう理由なのか。
ここからの話だけで記事が1つ書けそうですね。
今回の考察まとめ
いかがでしたでしょうか?
考察をするとどんどん話が膨らんでしまって、まとめられなくなりますね。
次の考察のネタも出てきてありがたいのですがw
面白い方向に考えてみようかなと思ってみたのですが、辻褄が合わなくなるので
やはりFOXHOUNDはこの時に設立されて、ビッグボスはキャンベルへ託した
こう考えるのがシンプルにこの後のストーリーにも繋がりやすいのかなと思いました。
今回はあんまり考察になってないですねw
ただ、ストーリー上MPOは存在していると考えている僕からすると
この時にFOXHOUNDは設立されていて、この時点でキャンベルが指揮を取ることになったと考えます。
そうするとPWでのMSFでの活動なども特に違和感はなく、そしてFOXHOUNDがストーリーに登場しないのも理解しやすいかもしれません。
次の考察ではFOXHOUNDとアウターヘヴンについて考えてみたいと思います。
どのようにビッグボスはFOXHOUNDの総司令官になったのか?
ここに焦点を当ててみようと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました!