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デジボーグ WIRED比較

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

以前から一本欲しいなと思っていたWIREDのデジタルモデルを購入したので、
今回は新川氏デザインのデジボーグと比較した記事を書いてみようと思います。

WIRED SOLIDITY

今回購入したWIREDは「SOLIDITY」というシリーズのモデルです。
2017年の6月に発売されました。

ラインナップはアナログモデル4型とデジタルモデル4型の合計8型です。
デジタルモデルはBASEL限定という特別モデルがあり、それを合わせると9型ですね。

金属の重厚感を楽しむというコンセプトのモデルらしいです。

生産終了の為、公式サイトから情報がなくなっていましたが当時のプレスリリースが残っていました。
BASEL限定モデルについてはこのページには載っていませんが、検索をかけると販売ページがいくつか出てきました。
限定数は1500本ということですが、まだ購入可能なようです。

今回紹介するのはデジボーグと同じ機械が搭載されている、デジタルモデルの内の1つです。

購入したモデルはこちら

今回購入したモデルはAGAM402という型番のモデルです。

SPEC

品番:AGAM402
発売日:2017年6月9日
価格:\30,000+tax

デジボーグと内部機械が同じなので、機能面については全く同じです。
箱はオリジナルのWIREDのBOXでした。デジボーグの様な限定モデルではなく通常販売されたモデルなので当然ですね。
デジボーグは2015年発売なのでデジボーグより約2年後に販売されたモデルです。

全部ゴールド色の時計が欲しいなと以前から思っていて、このモデルと出会えて購入でき満足しているのですが
良い意味で「ダサい」デザインですよねw

このダサさが個人的には気に入っているのですが、限定モデルもまだ購入可能なところを見ると人気はあまりなかったんでしょうか。

あかしろ

職業柄というか、時計好きなので人がしている時計を電車などでついつい見てしまうのですが、この時計している人は見たことないですw

ノーマルのシルバー色でも\28,000+taxという値段ですし、
3万円だして金属バンドのデジタル時計を買うという人はなかなかいないのではと思います。
アナログ時計ならスーツに合わせてという使い方も出来ますが、
デジタル時計はカジュアルになりますし、デジタル時計の需要となるとG-SHOCKの方が圧倒的にあるのではと思います。

いきなり酷評してしまいましたが、細かいデザインなどをデジボーグと比較してみましょう。

デジボーグとデザイン比較

さっそく細かい所を比較してみようと思います。
呼び方がややこしいので、
MGSコラボモデルをデジボーグ
今回購入したモデルをWIREDと呼んでいきます。

まずはフェイスからいきましょう

単体で見ていたらそんなに大きく顔は変わらないのかなと思っていたのですが、比べると結構違いますね。
デジボーグはベゼル(画面の周りの黒い部分)が馬蹄型、WIREDはケースに一体となったデザインになっています。
初代デジボーグにも似たモデルがあるので、WIREDも初代デジボーグを元にしたデザインになっているのかもしれませんね。

液晶のアップがこちら

WIREDは液晶の背景色が本体色に合わせたゴールドになっています。
液晶表示部分については全く同じですが、中央画面の真ん中に菱形の初代デジボーグと同じデザインが入っていたり、画面淵の数字の表記、右下のラインの色などが少しずつ違います。
WIREDについてはデジボーグという商品名ではないので、菱形のデザインがないのかもしれません。

WIREDのデザインについては

新シリーズデビューに伴い、デジタルモデルは、2001年以降数々の斬新な商品を生み出してきたBEAMSとのコラボレーションモデルが登場します。1980年に発売された“サイボーグ風デジタルウオッチ”を、現代の若者に向けてリデザインした本モデルは、当時のレトロな雰囲気を纏いながらも、BEAMSバイヤー 古屋雄一氏が『まず手首に当てて置いてみて、その重量感を実感して欲しい』というように、184g(※2)の重さがあり、WIREDならではの主張や存在感が表現された新鮮なモデルです。

引用元:PR TIMES
ファッションウオッチブランド<ワイアード>より、メタリックな重厚感で意志ある若者を表現した新シリーズ「SOLIDITY(ソリディティ)」を発売


このようにプレスリリースで紹介されています。
デジボーグという言葉が使われておらず、何か権利的な問題なのかモデルとして分けたのか理由がありそうですね。
BEAMSがデザインに携わった様な紹介の仕方に感じてしまいますが、裏蓋に「Featuring BEAMS」と書いてあるのでデザインというよりはBEAMSの名前を借りて売り出したモデルというような意味なんでしょうか。

この辺りについては後程書いていきます
話が少し逸れてしまいましたが、デザインに話を戻しましょう。


正面から見るとデジボーグの方がゴツく見えますが、横から見た厚みはあまり変わらないですね。


デジボーグに比べ、立体感はなくスッキリしたデザインになっています。


右上のボタン(ストップウォッチのスタート)にデジボーグにはない黒いラインが入っていてアクセントになっています。
昔のミリタリーウォッチなどは操作性の向上の為にボタンを一つだけ赤くしたりするデザインがあるので、そういったレトロデザインをイメージしているんでしょうか。


バンドデザインはほぼ同じに見えますが、バックル部分の形状もよく見ると駒も違いますね。


駒の凹凸が逆向きなんですよね。
デザインの印象は変わらないんですが、よく見ると全然違うバンドですね。

撮影の為にバンドを外したので、せっかくですし入れ替えて当ててみました。


ラグ幅(バンドの付く位置の幅)は同じですね。
色が違うので酷いデザインになりましたねw

幅が同じという事はWIREDのシルバーのバンドであれば流用可能ですね。
デジボーグの部品が手に入らなくなって、WIREDのバンドで流用するなどは可能です。

発売年が近いので、あまりないかとは思いますがデジボーグは限定品なのでそういう意味では流用するケースもなくはないかな?

ラグ幅が同じという事は、NATOバンドも付くのでは?
と思ってやってみました。

バンド入れ替えてみました

デジボーグに付属していたNATOバンドも付くと思うので、付けたらどうなるかやってみました。

このバンド自体はWIREDのモデルラインナップにもあるので、取扱店で取り寄せ可能かと思います。
発売から5年経っているので、生産が終わってしまっている可能性もありますが…。

あかしろ

大体10年くらいで部品がなくなると聞いたこともあるので、欲しい方はお早めに

早速バンド付け替えしたのがこちら


どうでしょう?
個人的にはなかなか良いんじゃないかな?と思います。

ベゼルが黒なので、黒いNATOバンドを付けてもまとまりが出ますね。
ゴールドのインパクトは抑えられて良いんじゃないでしょうか?

僕はゴールド全面に出して着けたいので、金属バンドの状態で使おうかなと思います。

バンド交換時の違い

あまりこの二つのモデルでバンド交換する方はいらっしゃらないかと思いますが、
バンド交換した際に気が付いた点を。
結構マニアックなので、興味ない方は飛ばしてくださいw

デザイン違いだからだと思うんですが、バネ棒穴の位置が違うんですよね。
ラグの端からの距離が結構違うので、同じような外し方が出来ないです。


デジボーグは裏蓋寄り、WIREDはフェイスから離れた位置。
革バンドとか柔らかい素材であれば少し変形するので楽なんですが、金属バンドだとこの距離の違いで付け方を変えないと引っかかって外れないし入らないんです。


ラグ端から穴までの距離が近い方向からが入れやすいので、こんな感じの方向が良いかと思います。
撮影用に養生してませんが、傷が入りやすいので養生をお勧めします。
特にメッキのモデルは傷が入ると研磨などできないので…。

あかしろ

以上、マニアックな話でしたww

デザインについて

最後にデザインについて気が付いた事というか、考察というかをしてみようと思います。

デジボーグ発売前のYoutube配信「コジステ第34回」で新川氏がデザインについて話をしています。(デジボーグ紹介は43分20秒辺りから)
そこでデザインのスケッチ紹介があるのですが、


右が製品化されたデジボーグなのですが、左の没になったデザインは今回のWIREDに似ている気がします。
案として生きていて、それが今回のデザインに採用されたのでしょうか?

ちなみに馬蹄型のオリジナルモデルの紹介と、WIREDのデザイン元になったと思われるモデルは新川氏が着用しており紹介されています。


デジボーグとTPP発売後に小島監督はKONAMIを退社し、コジプロを新設。
新川氏も新生コジプロへ移りましたし、新川氏が携わったデジボーグの権利的な話はややこしくなりますよね。

オリジナルのデジボーグ自体もケースの形やベルトの種類なども多数出ていましたし
もしかしたら、デジボーグ復刻モデルとしてこのWIREDも発売される予定だったのかもしれません。

あかしろ

そう考えると何だかこのWIREDの見方も変わってきますね…。
デジボーグになれなかった少し可哀そうな子達に見えてきます。

エイプリルフールネタで新川氏デザインの手裏剣型の時計を発表したり、現在のコジプロでもWIREDコラボとASTRONコラボもしていますし


KONAMI退社後もセイコーと関係性が残っている所を見ると今後もまだまだコラボウォッチは出そうですね!!

いかがでしたでしょうか?
今回紹介したWIREDについてはもう生産終了モデルになっていますが、ネットなどでは特にプレミアなども付いていない値段で入手可能です。
気になった方、気になっていた方の参考になれば幸いです。

あかしろ

お読みいただいてありがとうございました!

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